NO12「国債・非常事態宣言」

Keep the Faith.

 

「賢者は最悪のシナリオを想定し、楽観的に行動する」

先の見えないこの時代、日本円だけの資産運用で大丈夫ですか?

書店にて「国債・非常事態宣言」と言う本を見つけました。前回につづき第Ⅱになります。

この本の中で「第3章国債暴落後の日本経済Ⅰ最も悪いシナリオは何か」という項目があります。状況が悪くなってくると、国としてはこれだけ膨らんだ借金は踏み倒しでもしたくなるかもしれません。日本でも過去に実際にそういった例がありました。当時の記事<戦費と国債>より、「国債が沢山殖えても全部国民が消化する限り、すこしも心配はないのです。国債は国家の借金、つまり国民全体の借金ですが、同時に国民が貸手でありますから、国が利子を支払ってもその金が国の外に出ていく訳でないので、国債が激増しても国が潰れることはないし、経済の基礎が揺らぐような心配は全然ないのあります。」と書かれています。なんだか、現在言われている論理と同じですね。この当時はその後どうなったのでしょう。戦争を経て、法律を変えて「預金封鎖」および「新円切り替え」が実施されました。国民は引き出せなかった旧円の資産をすべて失うことになりました。戦後の大金持ちの多くが、このために没落したといわれています。これはいってみれば、国民の預貯金を国がすべて取り上げたのに等しい政策です。

現在の状況はどうでしょうか、当時と似ていませんか?我々の預金は国債購入に使われてしまっているのです。

今も、「国債が沢山殖えても全部国民が消化する限り、すこしも心配ないのです」といわれていますが、その結果が悲惨なものにならないとは限りません。

近い将来、国債市場の暴落、金利上昇、インフレ、円安など、今現在の状況と180度逆の状況も考えられます。

将来のことは神様以外わかりませんが、国家のリスクと個人のリスクを切り離す発想が必要な時代になってきたのではないでしょうか。